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- よくある質問
- 竹垣を造るのに適している時期はありますか?
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北海道大学の竹の繊維についての研究があります
竹で 造形する物によると思います。なので答える事は用途により 危険とは 思います。たまに 竹
の肉厚の中に 虫がいる事があります。虫は竹の水分を頼りにしていると思います。若い竹であ
ると、必ず虫がいると思います。又北海道大学の繊維の写真で 外側に向かう程 繊維が密なの
が分かります つまり 外側に向かう程固い訳です。つまりは 中側ほど柔らかいし 虫が済みやす
い 訳です。
竹細工なら外側だけしか使わないと思います 細工がしやすいのは 柔らかい事も大事と思いま
す。建仁寺竹垣なで 孟宗竹を割って板状にして 作成します。若い竹は自分としては 節が白い物
になります。竹の子は成長がはやく 直ぐに 伸びます。それを竹垣に使う事は誰も無いと思いま
す。瞬間的にすぐにノコで伐れると思います。自分達はチェンソ-作業で 節の白いのは 伐るな!と
言っています。まだ竹の表面(外側)が弱いからです。見た目は 緑がハッキリして 良いかもですが
材料として使うのは 腐りの観点から使えません 孟宗竹で若い物(節の白い物)は肉厚があっても
成長期で 全てが柔らかいのです。建仁寺竹垣での材料の準備では 簡単に準備できるとは思い
ますが 腐ると 皮だけになります。
つまりは伐る時期よりも 何年物の竹なのか?云う判断と思います。防腐剤の浸透の事はこの
仕事をして7年前後で考えていくようになりました。この仕事をして2年前後ではまだ節の白いの
は伐採してましたが 将来信用が無くなるから 材料としての選択は辞めています。いろんな事を
複合すると 材料の確保で 手間ひまがかかる事になりますし 自分の思う 素人さんは 材料の確
保の時点で安易な考えと自分は思います。将来クレームを出さない製品なのかは 最初の業者
選定で 決まると思います。つまりは運なのかもしれません。今まで松陰竹垣には いろんな方が
いろんな意見(クレーム)を同じ萩市の中でも云われました。どの意見も いまだに忘れ無く 内容を
吟味して参考にしています。過去に竹垣を製作されて その後の進捗(反省点)を聴く時などは 貴
重な勉強として 何度もその話を思い浮かべます。お金を出した側 その製作をした側の気持ち等
です。製作側に問題はなかったのか?とか 考えます。天然竹垣が 時代から すたれていかない
ポイントは以下であると思います。
☆適当な値段で請け負わない
☆請け負ったら5年は造形を保証する
☆伐ったままの材料は防腐処理をする
☆末長く造形が保持できる研究をする