施工例：6㍍の竹垣(松陰竹垣 孟宗竹) | 孟宗竹を使用した竹垣フェンスの施工なら山口県萩市の【松陰竹垣】にお任せください！

孟宗竹の竹垣 消毒工法

この竹垣は2021年8月以降に作成した。
作業の目的は孟宗竹に10㍉の溝を縦に入れ 孟宗竹の中の 粉や 虫を出して 消毒して 長期に渡る 意匠の継続を考えた。１０年は持ってもらいたい。

　孟宗竹の竹垣フェンスは自分としては １０年以上はもてると思っています。つまりは防腐対策をすれば倍はもてると考えています。あくまでも孟宗竹の若い物は節の色で分かるので 伐採はしないように配慮しています。しかしながら 長期物の孟宗竹は重たいので 簡単には運べないし 伐採時は水分があり重たいですから １年くらい経って 竹垣フェンスの制作をするのがベストかな？と考えます。松陰竹垣では足場鋼管で高さ1㍍位の台を作成して 虫や腐る菌が、付くのを配慮しています。

　今回は 孟宗竹の独自の長さ(高さ6㍍)を見込んでの 意匠を考えた 2018年12月防府市で4㍍の竹垣(真竹)を試みたが 今としては ちゃんと竹の中側までの消毒による 防腐処理をしていなかった為 長期による保存に 今は 不安を感じている それと 今は 前者の4㍍より 高さがある 6㍍の 竹垣であり 隣が国道の為 台風などの強風による ずれや 破壊は 許されない 今回の施工である。どんな施工も 最初の3ヶ月くらいの 見た目は OKだが 自分の作成する竹垣は かなりの面積の為に ちょっとした ズレ.傾き などは 施工主に不安を与えてしまう事になりそれを絶対に避けたい。施工方法が単純で 強度があれば 美しさと共に 喜んでもらえると 工夫をしている。孟宗竹の鋼管の固定は 被服番線を使用している 被服番線はうす緑が嫌で 黒を特別に頼んだ。番線で締めるのは日頃作業で慣れているから 気を遣うのは 番線をだんごにしない事だった。 塗料は意識して 和の感じのする 深緑の顔料を独自に作って 又 光沢が長期で 続いてくれるようにラッカー系 クリヤーを混ぜた。ホームセンターでは ラッカー系塗料がないので 独自に制作した。ラッカー以外の塗料は過去の失敗の為に絶対に使わない事にしている 長期的に 竹垣に価値がなくなるような意匠になるからである。又丸窓と屋根を取り入れて 江戸時代の田舎の空気を想像して 欲しいと考えました。目標とし
ては10年以上 意匠が持つ事である

　反省点 R4年1月
今となっては どうにもならないが 孟宗竹に10ミリの溝を開ける作業で従業員が 作業をおこたり 親指をほぼ切断してしまった 萩から長門総合病院に救急で運んでもらい 名医の治療で親指は付いた 孟宗竹が滑り １人作業をさせていて 長期的な入院となった。竹垣については 足場が調達できたから 完成したが 安全対策がかなり 必要だと思った。それと 孟宗竹と孟宗竹の間の隙間は節と節がぶつかり合う為に 隙間ができる 今はいちいち 節のとんがりをｻﾝﾀﾞ-で削って 隙間をなくすように配慮している。今まで配慮してこなかった事は駄目だった。孟宗竹は保管場所とか地面と離して乾燥させています。どうしても伐採後は搬送とかで 孟宗竹本体に傷が付いてしまいます。松陰竹垣は竹を顔料で塗装しますから その点は問題ないと思います。竹の伐採 枝取り 保管になると ちょっと 簡単にはいかない気がします。松陰竹垣の事を今振り返ると 損失も有ったが 孟宗竹を長期で有効に使う事 竹垣は最初は水分もあり 野外物なので いかに 菌や虫に配慮するか と言う事だと思います 製作費も高い物ですから 両者が悩む所です。
今では 納得して仕事してますから 竹に接する事は 楽しい限りです 山口県は又 竹が豊富ですし 気候も 竹の強度的にちょうど良いです。