孟宗竹根付と真竹の竹垣
孟宗竹根付と真竹の竹垣フェンス
R４年2月から やっと 孟宗竹と真竹で ちょっと色は 話題になっている 前沢さんのロールス.ロイスのボディカラーの 日本古来の陶器である織部焼の特徴的な暗緑色で仕上げられた 特注色を考えた。光沢ある暗緑色の釉薬を再現したビスポーク・カラーの色を 何とか 真竹の塗装に使いたいと深く 正月から考えた今まで 茶系の煤竹の調色などしたが 竹垣で自然放置したとき しばらくは光沢はあるが 光沢が消える事で悩んだ。
つまりは 高級仕上げは 常に光沢との兼ね合いじゃないかな？と 考えた そしてやっと 簡単に手に入る物での クリアーラッカーをミックスして 真竹の塗装に試してみて 納得がいく 結果を得られた。地域からなんで 竹垣フェンスに塗装をするの！？そのままでダメなの？とか言われたが 松陰竹垣では 竹に塗装をする事にこだわって 変人の域までなっています。
今では ある確信まで 得る事になって 自作でラッカー系の塗料を作り 塗る理由は ギターのフェンダーの塗料の膜圧が好きだから なのです 古くなっても 塗料の膜圧の表面が 萩焼みたいな亀裂が生じ それがどうしても 気に入っているからなのです。ラッカー系の塗料はなかなか売ってないから 自分で顔料を混ぜて 作成いたします。何回もやっていると最近は慣れてきました。ラッカー以外の塗装で竹を塗ると 将来変なハゲかたになり 竹垣フェンスに価値がなくなるような 気がして 嫌なので 絶対にやりません。ちょっと塗料に詳しい方から聞いたのは 顔料は木材とマッチングして宮大工では 当たり前の塗料なのだそうです。
今回は 作業中は これで良いかな？と降りてきたまま 作成しましたが 完成に至る頃 これいいんじゃない！！と和心を感じました。あえて 麻縄を使わなく シンプルに仕上げました 縄は 時間がかかるし 風化が気に入らないから 自分のモデルとしては これです。
松陰竹垣(伊藤モータース)
前から天然竹垣作成の事業も展開していますが竹垣の作業が無いときは県外でプラント事業の方で活躍しています。今現在全国的に建設ラッシュで人手が足りませんから社員ほぼ全員出張をしています。
松陰竹垣では広島の牡蠣イカダ用の孟宗竹伐採もしています。山口県の孟宗竹は肉厚と割れに強いんです。天然竹垣作成は天然竹垣の魅力的な日本文化の意匠を近代的に意匠を壊さずにアレンジして行くのがニーズと考えて氣持ちの分かる方に提案して伐採運搬処理作成をしています。
天然竹垣の近代的なアレンジとは何か...
①プラにはない自然的な風化の進捗を表現
②材料の竹を腐らせない消毒の配慮
(生のままの竹を加工しない事)
③竹垣で嫌がられるずれの是正をする
④ずれ傾きの根本的な解決をする
(鋼管類を使用して固定後の進捗に合わせる)
(強風による傾きを是正できる道具にする)
⑤微妙な色づかいをラッカ－塗料で調色する
(皮膜型塗料を絶対に使わず風化情景に配慮)
以上であります.....
以上の点分かる方はほぼいらっしゃらないとは思います....感性と申しますか極論は菌(カビ)なんです。(プラ竹垣には無理なんです....)
(桂離宮庭園にプラ竹垣は一切ないんですょ...)
松陰竹垣の意匠的な考えです。
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